【株式市場】前場の日経平均は227円安、同業種内でも高安混在、選別物色

◆日経平均は3万3292円02銭(227円68銭安)、TOPIXは2364.70ポイント(8.52ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億2420万株

 11月16日(木)前場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)は高いが東京エレク<8035>(東証プライム)は軟調など、同業種の中でも高安混在となる傾向が目立ち、鉄鋼、自動車、石油、紙パ、銀行、海運などでも物色が分かれた。銀行セクターでは大型の自社株買いを発表した三井住友FG<8316>(東証プライム)が高く、石油株では株式5分割の出光興産<5019>(東証プライム)が高い。日経平均は取引開始後に94円43銭高(3万3614円13銭)まで上げたが、午前10時頃からは軟調になり11時過ぎに285円86銭安(3万3233円84銭)まで下押し、前引けも下げ幅200円台で4日ぶりの反落模様となった。

 リクルートホールディングス<6098>(東証プライム)が米投資ファンドによる買いの観測で急伸。ジャパンベストレスキューシステム<2453>(東証プライム)はMBO(経営陣参加の買収)で3日連続ストップ高。INEST<7111>(東証スタンダード)はプレミアムウォーターHDとの資本業務提携が好感され急伸。ジャストプランニング<4287>(東証スタンダード)は発行株数の7.8%規模の大型の自社株買いが好感されて急伸。ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は四半期決算が連日好感され2日連続ストップ高。

 新規上場のJapan Eyewear Holdings<5889>(東証スタンダード)は、取引開始後まもなく1271円(公開価格は1360円)で初値をつけ、高値は1318円、前引けは1182円。

 東証プライム市場の出来高概算は7億2420万株、売買代金は1兆8755億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は354銘柄、値下がり銘柄数は1267銘柄。

 東証33業種別指数は7業種が値上がりし、サービス、銀行、精密機器、石油石炭、鉄鋼、輸送用機器、保険、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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