【株式市場】前場の日経平均は488円安、NY株安とSQ売り越しなど影響し一時601円安

◆日経平均は3万9360円43銭(488円71銭安)、TOPIXは2738.05ポイント(34.98ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出にともなう売買が加わり12億7億236万株

 12月13日(金)前場の東京株式市場は、米国のPPI(卸売物価指数)が予想を上回ったことなどを受けてNY株が下げ、日経平均は225円安で始まった後も次第安となり、午前11時過ぎに一時601円73銭安(3万9247円41銭)まで下押し、前引けも下げ幅400円台となった。朝寄りの先物オプションSQ算出に絡む売買は売り越しと伝わった。ただ、アドバンテスト<6857>(東証プライム)は続伸など半導体関連株に強い銘柄がみられ、王子HD<3861>(東証プライム)は自社株買いなど好感され急出直り。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株もしっかり。

 バンダイナムコHD<7832>(東証プライム)が一段高となりKADOKAWA<9468>(東証プライム)と共同開発の新作ゲーム来年発売など材料視。トップカルチャー<7640>(東証スタンダード)も急激に出直り今期黒字化予想の10月決算など好感。タイミー<215A>(東証グロース)は今期も大幅増益予想の10月決算など好感されて急伸しストップ高。さくらさくプラス<7097>(東証グロース)は株主優待の新設が好感され気配値のままストップ高。

 13日新規上場のラクサス・テクノロジーズ<288A>(東証グロース)は取引開始から1時間半近く買い気配を上げて426円(公開価格の52%高)で初値をつけた。その後436円まで上げたが前引けは375円となった。

 東証プライム市場の出来高概算はSQ算出に伴う売買が加わり12億7億236万株、売買代金は2兆6675億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は348銘柄、値下がり銘柄数は1245銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、パルプ紙、海運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る