アスラポート・ダイニングの前3月期は各事業への取組みが好調、今期は4期連続の増収増益へ

■直営店舗数44店舗、フランチャイズ店舗数は384店舗

アスラポート・ダイニング<3069>(JQS)の15年3月期連結業績は、売上高が111億67百万円(前年同期比18.8%増)、営業利益が7億円(同24.5%増)、経常利益が6億22百万円(同35.1%増)、純利益が3億88百万円(同29.4%増)と増収大幅増益となり、3期連続の増収増益を達成した。

外食事業のプライム・リンクでは、「牛角」がファミリー層への取組みを強化、子供向けキャンペーンの効果の他、秋に投入した高単価・高品質メニューも好評で業績は堅調に推移。FC店舗数増もあり、ロイヤリティ等が増加。とり鉄では多言語対応のメニュー等の整備を行い、増加する外国人観光客の取り込みにも力を入れた。 また、レゾナンスダイニングが運営する鳥業態のブランド「ぢどり亭」では、親鶏を原料に使用するなどが特徴で、好調に推移した。生産事業の乳製品メーカーの弘乳舎では、新たに事業化した液状乳製品、アイスクリームやデザートの製造・販売が伸び、売上が堅調に推移。GOKOKUは、催事販売を関西だけでなく関東でも開始し、販路拡大と関東でのブランド認知の獲得に取り組んだ。

また、同社の店舗運営は3月期末で直営店舗数44店舗(前年同期は48店舗)。フランチャイズ店舗数は384店舗(同297店舗)となった。

今期連結業績見通しは、14年9月に子会社化したレゾナンスダイニングの業績が通期で寄与することの他に、15年4月に子会社化した茨城乳業も連結業績に加わることで、売上高は151億35百万円(前期比35.5%増)、営業利益は7億7百万円(同0.9%増)、経常利益は6億36百万円(同2.1%増)、純利益は4億9百万円(同5.2%増)と4期連続の増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る