【株式市場】後場は中盤まで日経平均400円高前後で推移し反発、材料株など強い

株式

◆日経平均は2万2288円14銭(293円10銭高)、TOPIXは1558.77ポイント(9.55ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億4084万株

 6月30日(火)後場の東京株式市場は、東京都や隣県などでの新型コロナ感染者数の動向が注視され、日経平均は前引けとほぼ同水準の386円高で始まり、14時過ぎまで400円高前後(2万2400円前後)で一進一退を続けた。ヤクルト本社<2267>(東1)雪印メグミルク<2270>(東1)などの乳酸菌関連株は一段高。日経平均は大引けにかけてややダレたが大幅な反発となった。

 後場は、ニーズウェル<3992>(東1)が時間とともに値上がり率上位ランキングを上げ、テレワーク関連AIソリューションなどが注目されて活況高。アサヒ衛陶<5341>(東2)はベトナムで大口受注が進行中のため同国への渡航制限緩和が材料視され一段高。ビープラッツ<4381>(東マ)はサブスクリプション統合プラットフォームへの注目が衰えないようでストップ高となり29日の高値更新後の急落を一気に奪回。ヤマザキ<6147>(JQS)はポイント還元の最終日にかけて高額消費財の電動自転車の売れ行き増加が連想材料との見方でストップ高。

 30日、新規上場のグッドパッチ<7351>(東マ)は後場も買い気配のまま初値が付かず、大引けは公開価格690円の2.3倍の1587円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は12億4084万株(同5億616万株)、売買代金は2兆2425億円(同9039億円)。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は1093(同1422)銘柄、値下がり銘柄数は991(同669)銘柄。

 また、東証33業種別指数は医薬品を除く27業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、空運、不動産、非鉄金属、海運、水産・農林、化学、建設、機械、金属製品、石油・石炭、などとなった。(HC)

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