メディネットが急伸、新型コロナワクチン開発に向け国立がん研究センターと提携

■感染細胞そのものを殺傷、除去、抗体価を長期間保持と

 メディネット<2370>(東マ)は8月4日、急伸し、10時20分過ぎに25%高の119円(24円高)まで上げて4日ぶりに3ケタ(100円台)を回復し、大幅な出直りとなっている。

 3日の取引終了後、国立研究開発法人:国立がん研究センターと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防を目的とした自家樹状細胞ワクチンの開発に向けた共同研究契約を締結と発表し、注目集中となった。

 発表によると、世界で開発が進められる新型コロナワクチンに関する最近の研究で、抗体価が長期間保持されない可能性が示唆され、一部重症化を誘発する可能性も懸念されている。これに対し、メディネットが開発に着手する自家樹状細胞ワクチンは、上記のようなワクチンとは異なり、ウイルスに感染した細胞そのものを殺傷、除去することを期待する。さらに「メモリーT細胞」により殺傷能力を持ったまま記憶され、長期的な予防効果が見込めるという。(HC)

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