【株式市場】業績予想の増額株など高く日経平均は朝方の102円安を下値に回復基調高

株式

◆日経平均は2万3509円77銭(29円33銭安)、TOPIXは1651.00ポイント(7.10ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億1000万株

 9月30日(水)前場の東京株式市場は、NY株の全般反落を受け、日経平均は60円安で始まり9時30分過ぎに102円05銭安(2万3437円05銭)まで軟化した。ただ、為替が円安で、トヨタ自動車<7203>(東1)は始値を安値に回復傾向。NTTドコモ<9437>(東1)は一気にTOB価格3900円に接近。日経平均は次第に持ち直し前引けは小幅安にとどまった。東証マザーズ指数、日経JQ平均は高い。

■新規上場のアクシスは買い気配

 業績予想を増額修正したJ.フロント リテイリング<3086>(東1)、好決算を発表したピックルスコーポ<2925>(東1)が活況高となり、バイク王&カンパニー<3377>(東2)は増額修正でストップ高。鈴与シンワート<9360>(東2)は急騰後の調整一巡とされて急激な切り返し。GNIグループ<2160>(東マ)は新薬候補の臨床結果発表が注目され一時ストップ高。ディ・アイ・システム<4421>(JQS)は官公庁向けSIなどがDX関連株とされて値幅妙味強いとされ一段高。

 30日新規上場のアクシス<4012>(東マ)は前場、買い気配のまま値が付かず、前引けは公開価格1070円を71%上回る1826円で買い気配。

 東証1部の出来高概算は5億1000万株、売買代金は1兆707億円。1部上場2176銘柄のうち、値上がり銘柄数は624銘柄、値下がり銘柄数は1479銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、情報/通信、精密機器、パルプ/紙、電気機器、鉄鋼、が高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る