日本板硝子は売上高の予想増額と営業利益の開示、構造改革が注目され11%高

■全世界の従業員の約1割を削減と伝えられる

日本板硝子<5202>(東1)は11月6日、大きく出直って始まり、取引開始後は11%高の420円(41円高)まで上げて約2週間ぶりに400円台を回復している。

 5日の取引終了後に第2四半期決算と3月通期の予想連結売上高の増額修正などを発表。さらに、「全世界の従業員の約1割に当たる2000人の人員削減を柱とする事業構造改革を発表した」(日本経済新聞11月6日朝刊)と伝えられ、注目再燃となった。

 第2四半期の連結業績(2020年4~9月累計、IFRS)は営業利益が前年同期比78.2%減の32.38億円となったが、当初想定よりも事業環境が改善した結果、8月に公表した予想数値を上回った。これを受け、未定としていた3月通期の予想連結営業利益を90億円の見込みと開示した。他の利益項目は引き続き未定。これまでは売上高の予想のみ開示しており、今回、従来予想を4.3%引き上げて4800億円の見込みとした。(HC)

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