【業績でみる株価】ユナイテッド&コレクティブは18年2月期減益予想だが19年2月期の収益拡大期待

 ユナイテッド&コレクティブ<3557>(東マ)は、鶏料理居酒屋「てけてけ」を主力として首都圏中心に飲食チェーンを展開している。18年2月期は下振れで減益予想だが、19年2月期の収益拡大に期待したい。株価は18年2月期失望売り一巡感を強めている。なお18年2月28日を基準日(効力発生日18年3月1日)として1株を2株に分割する。

■鶏料理居酒屋「てけてけ」が主力

 首都圏中心に飲食チェーンを展開している。鶏料理居酒屋「てけてけ」を主力として、和食料理屋「心」やハンバーガーショップ「the 3rd Burger」など複数業態を展開している。17年11月末時点の店舗数は合計67店舗である。

■18年2月期は下振れで減益予想だが、19年2月期の収益拡大に期待

 18年2月期の非連結業績予想(1月30日に下方修正)は、売上高が17年2月期比15.4%増の63億24百万円、営業利益が25.2%減の1億90百万円、経常利益が31.7%減の1億53百万円、純利益が56.1%減の83百万円としている。

 新規出店計画に遅れが生じた(計画22店舗に対して、1月30日時点の出店15店舗)ことに加えて、酒税法改正に伴う酒類価格の高騰および食材価格の高騰、営業外でのコミットメントフィーの計上なども影響する。18年2月期は下振れで減益予想となったが、19年2月期の収益拡大に期待したい。

■株価は失望売り一巡感

 株価は1月30日の戻り高値8700円から急反落したが、その後は6000円~7000円近辺で推移して失望売り一巡感を強めている。

 2月15日の終値は6380円、今期予想PERは約109倍、時価総額は約91億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。反発を期待したい。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る