【株式市場】東京都のコロナ対策が注視され日経平均は後場騰勢一服に転じたが29年ぶりの水準を2日続伸

株式

◆日経平均は2万6296円86銭(131円27銭高)、TOPIXは1767.67ポイント(5.27ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し15億4946万株

 11月25日(水)後場の東京株式市場は、夕方に東京都が新型コロナ対策として営業時間の短縮などを求める可能性があるとされ、また、日経平均は前場までの2日間で1200円近く急伸したこともあり、一服感が広がった。前場活況高の日本製鉄<5401>(東1)などが次第に値を消し、日経平均は取引開始後に200円近く値を消し、やや回復したあと再びダレ模様。それでも堅調で終値は1991年5月以来の高値水準で2日続伸となった。

■新規上場のMITホールディングスは買い気配のまま初値を持ち越す

 後場は、ダイヤモンドエレク<6699>(東1)がストップ高に貼りついて推移し、世界最高クラスの電力密度の充電器の発表を好感。アマテイ<5952>(東2)松屋R&D<7317>(東マ)は「大阪コロナ重症センター」の建物が今月末の完成を目指して建設中と伝えられたことなどが言われて再び動意を強め一段高。DMソリューションズ<6549>(JQS)は通期業績予想が保守的過ぎるとされ一段高。

 25日新規上場となったMITホールディングス<4016>(JQS)は前後場、買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま値を上げる場合の本日上限の1587円の買い気配(公開価格690円の2.3倍)。

 東証1部の出来高概算は増加し15億4946万株(前引けは7億6602万株)、売買代金も増え3兆1508億円(同1兆5336億円)。1部上場2178銘柄のうち、値上がり銘柄数は771(前引けは1296)銘柄、値下がり銘柄数は1318(同786)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、海運、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、精密機器、証券/商品先物、その他金融、保険、電気機器、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る