【株式市場】昼前から円高気味になり日経平均は先物安に押されて安値引け

株式

◆日経平均の前引けは1万6596円51銭(273円05銭安)、TOPIXは1298.47ポイント(18.16ポイント安)、出来高概算(東証1部)は昨日に続いて少なく16億1458万株

チャート14 8月16日後場の東京株式市場は、前引け頃から円高基調が強まったことなどが影響してトヨタ自動車<7203>(東1)などがストンと下げて始まり、日経平均も前引けの42円安に対して150円安で始まった。その後は小戻す場面があったものの、「お盆休みで薄商いのところを株価指数の先物で売り崩して値幅を狙う様子がある」(市場関係者)ようで、日経平均は大引けにかけて一段と軟化。273円05銭安(1万6596円51銭)の安値引けとなり2日続落。ただ、主な株価指数の中で東証マザーズ指数は小高く5日続伸となった。

 後場は、先物の下げに押されるようにファナック<6954>(東1)が13時頃から軟調転換し、主力株が総じて下落。一方、業務提携が伝えられたソフトブレーン<4779>(東1)フュージョンパートナー<4845>(東1)は共にストップ高。LINE<3938>(東1)は米国市場での値上がりなどが好感されて戻り高値。MRT<6034>(東マ)はスマートフォンによる国内初の遠隔診療・健康相談サービス「ポケットドクター」が朝のテレビ報道番組で採リ上げられたとされてストップ高。CSロジネット<2710>(JQS)は主要株主による株式の買付けなどが材料視されて2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は昨日に続いて少なく16億1458万株(前引けは6億1888万株)、売買代金は1兆9787億円(同7745億円)。1部上場1973銘柄のうち、値上がり銘柄数は217(同792)銘柄、値下がり銘柄数は1672(同999)銘柄。

 また、東証33業種別指数の中で値上がりした業種は、石油・石炭の1業種のみ(前引けは16業種が値上がり)となった。

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