【株式市場】日経平均は195円安、5日ぶり反落だが「旅行支援」関連株など活況高

◆日経平均は2万7116円11銭(195円19銭安)、TOPIXは1906.80ポイント(15.67ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億1196万株

 10月7日(金)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)がストンと値を消して始まり、米雇用統計の発表を今夜に控え手掛けづらい様子。大手証券の一角の一部業務停止観測も影響。一方、JR東日本<9020>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)、などは「全国旅行支援」や訪日観光客の上限撤廃への期待で上げ幅を保ち、KNT-CTホールディングス<9726>(東証スタンダード)やエイチ・アイ・エス<9603>(東証プライム)は一段と強含んだ。日経平均は197円安で始まり、大引けまで上下幅110円ほどの範囲で一進一退。昨6日までの4日続伸から5日ぶりの反落となった。

 後場は、青山商事<8219>(東証プライム)が一段ジリ高となり9月の月次売上高2割増など好感。乃村工藝社<9716>(東証プライム)は第2四半期決算など好感され一段ジリ高。ジェイホールディングス<2721>(東証スタンダード)は昨日の中期計画発表など材料視されて一段と上げストップ高。大田花き<7555>(東証スタンダード)は14時の業績予想発表を受けて一時急伸。マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は上場後4ヵ月で新鮮味ありテレビ東京で取り上げられてから次第に注目され、需給が引き締まり値幅妙味が増幅とされ一段高。

7日新規上場のキューブ<7112>(東証グロース)は取引開始と同時に2190円(公開価格2140円の2.3%高)で初値をつけ、直後に2275円(同6.3%高)まで上げたが、その後は次第に値を消し後場は終盤に一段下押し大引けは1920円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億1196万株(前引けは5億3998万株)、売買代金は2兆7196億円(同1兆3646億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は500(前引けは601)銘柄、値下がり銘柄数は1254(同1140)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同じ2業種(陸運、空運)の値上がりにとどまった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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