【株式市場】前場の日経平均は294円高、日米財務相会談後も円高進まず買い安心感

◆日経平均は3万7280円84銭(294円97銭高)、TOPIXは2739.13ポイント(22.04ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億3216万株

 5月23日(金)前場の東京株式市場は、日米財務相会談後も円高が一時的だったことなどで全般に買い安心感が強まる様子となり、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株やトヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株、住友電工<5802>(東証プライム)などのデータセンターインフラ関連株などが上げ、防衛装備品の輸出拡大や造船産業の育成策などを受けて三菱重<7011>(東証プライム)なども値上がりした。銀行、保険株もしっかり。日経平均は175円高で始まり、午前10時半頃に388円高(3万7373円)まで上げて前引けも300円近い上げ幅を保った。

 三井E&Sホールディングス<7003>(東証プライム)が中期計画の上方修正など好感されて大きく出直り、スターティアHD<3393>(東証プライム)は30周年記念配当と自社株買いなど好感されて一段高。スター・マイカHD<2975>(東証プライム)は中間・期末配当の増配など好感され上場来の高値。シンクロ・フード<3963>(東証プライム)は急激に出直り香港系投資ファンドの保有割合増加を材料視。内海造船<7018>(東証スタンダード)は政府の造船業再生政策報道など好感されて急伸しストップ高。アイ・アールジャパンHD<6035>(東証プライム)はインサイダー取引疑惑が伝えられ売り気配のままストップ安。

 東証プライム市場の出来高概算は7億3216万株、売買代金は1兆8609億円。プライム上場1632銘柄のうち、値上がり銘柄数は1217銘柄、値下がり銘柄数は361銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、非鉄金属、その他製品、機械、電気機器、パルプ紙、保険、繊維製品、鉄鋼、精密機器、不動産、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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