【株式市場】円高が影響した様子で日経平均は43円高のあと82円安まで軟化し前引けは小高い

株式

◆日経平均は2万6806円37銭(5円39銭高)、TOPIXは1779.00ポイント(5.03ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億8021万株

 12月3日(木)前場の東京株式市場は、米S&P500種の最高値に対し、為替は米金利低下などで円高になり、株価材料としては相殺された。JR東日本<9020>(東1)が高い反面ブリヂストン<5108>(東1)は反落など主力株の一角が重く、日経平均は取引開始後の43円02銭高(2万6844円ちょうど)を上値に高下し、一時81円75銭安(2万6719円23銭)まで軟化、前引けは小幅高となった。

 英国で来週にも新型コロナワクチン接種開始と伝えられ、注射器部品やその金型、医療廃棄物容器などが注目され、三光合成<7888>(東1)天昇電気工業<6776>(東2)などが急伸し、不二精機<6400>(JQS)は5日連続ストップ高。電気自動車の充電スタンドでモリテックスチール<5986>(東1)、電池のFDK<6955>(東2)も高い。イノベーション<3970>(東マ)は子会社のマーケティングツールが3500製品の中から10製品に選出などが注目され出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は5億8021万株、売買代金は1兆1948億円。1部上場2177銘柄のうち、値上がり銘柄数は1349銘柄、値下がり銘柄数は735銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種が値上がりし、海運、陸運、空運、非鉄金属、輸送用機器、鉱業、パルプ/紙、卸売り、繊維製品、などが高い。(HC)

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