LibWorkがサザビーリーグと業務提携し戸建て新商品「Afternoon Tea HOUSE」など共同開発へ

新製品&新技術NOW

■「SDGs」に沿うサスティナブルな住宅を来年3月メドに実現

 Lib Work<1431>(東マ、福岡)は12月23日の正午前、株式会社サザビーリーグ(東京都渋谷区)との業務提携を発表した。

 サザビーリーグのブランド「Afternoon Tea」とコラボレーションし、戸建新商品「Afternoon Tea HOUSE」の共同開発などを行い、2021年3月をメドに商品完成を予定しているとした。「SDGs」(持続可能な開発目標)の「サスティナブル」な住宅づくりを進める。

 株価は後場、一段と強含んで上げ幅を広げ、13時を過ぎて2039円(88円高)まで上げて出直り幅を広げている。

■ターゲットとする層が重なり新たなブランド価値創出めざす

 Lib Workは、九州地区を中心に戸建て住宅事業を行い、ネット上で「展示場」を展開するなど、確信的なデジタルマーケティングを行う「住宅テック企業」として注目されている。

 一方、サザビーリーグは、1972年に家具の輸入販売を目的として株式会社サザビーを設立し、以後、バッグのオリジナルブランド「SAZABY」をはじめ、アパレルメーカー向けのテキスタイル(プリントデザイン)、ウェアーの企画製造販なども行い、著名ブランドとして知られる。

 発表によると、このたびLib Workは、サザビーリーグのブランド「Afternoon Tea」が提案する世界観「くつろぎの時間と空間のひとつひとつがシアワセのきっかけとなる心地よさ」に共感し、その世界観を住まいづくりにおいて可視化・具体化していくことを目的にサザビーリーグとコラボレーションし、戸建商品を共同開発していくことで合意した。
 
 Lib Workの主要顧客層と、「Afternoon Tea」がターゲットとする層は重なっており、またライフスタイルをプロデュースすることに注力するという価値観も一致。こうしたことからも、両社のコラボレーションによる新商品開発が新たなブランド価値の創出を可能とし、当社の日本全国への営業展開をさらに加速することができると考えた。

 2021年3月を目途に商品完成を予定し、「Afternoon Tea HOUSE」モデルハウス1号店は、大分市に21年9月に出店する予定。

 サスティナブルの視点から商品開発を行い、九州の素材や部材の使用を積極的に進め、九州の地方創生や地域活性化にも貢献していく計画。その後、福岡や関東にも「Afternoon Tea HOUSE」のモデルハウスの出店を予定しており、今後日本全国に展開していく予定。

 本事業のサスティナブルな商品づくりを通じて、SDGs番号11「住み続けられるまちづくりを」、SDGs番号12「つくる責任つかう責任」、SDGs番号13「気候変動に具体的な対策を」、SDGs番号15「陸の豊かさも守ろう」及びSDGs番号17「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現にも努めていく。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る