日本エンタープライズの100%子会社いなせりと東京魚市場卸協同組合は電子商取引サービス『いなせり』を12月5日より開始

■築地市場内から飲食事業者の各店舗へ、仲卸の目利きによる鮮魚・水産物を即日配送

 日本エンタープライズ<4829>(東1)の100%子会社いなせり株式会社と東京魚市場卸協同組合(以下東卸組合)は、築地市場内から飲食事業者の各店舗へ、仲卸の目利きによる鮮魚・水産物を即日配送する電子商取引サービス『いなせり』を、12月5日より開始。

 鮮魚・水産物流通へのIT導入は、約600社の仲卸業者が加盟する東卸組合としては初めての取組み。本サービスにより、『いなせり』会員の飲食事業者は、仲卸の目利きによる鮮魚・水産物を、1尾から仕入れることができるようになる。東卸組合主体のサービスならではの豊富な品揃えも特徴のひとつといえる。会員の飲食事業者が、午前2時までに『いなせり』サイトで注文した商品は、独自のしくみにより、即日、築地市場内から店舗へ配送される。

 また、決済には、仕入代金を月末締め翌月27日に自動引落しする「いなせり専用銀行口座振替サービス」を、ソニーペイメントサービス株式会社ならびに株式会社オリエントコーポレーションの協力により、年会費無料で利用可能となっている。現在無料で『いなせり』会員登録(https://inaseri.net/)を受け付けている。

 市場繁忙期の12月にあたる今般のプレオープンでは、サービス品質を確保するため、関東エリアの飲食事業者を対象に、サービスを開始する。段階的なローンチを計画しており、平成29年には、飲食事業者との連携強化を図るとともに、参加する仲卸事業者数拡大を予定している。その後、日本全国、そして海外への展開も視野に、対象顧客ならびに取扱商品を拡充するとしている。

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