【株式市場】日経平均は135円安だが四半期好決算株など活況高

◆日経平均は3万2241円63銭(135円66銭安)、TOPIXは2282.35ポイント(9.38ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億612万株

 8月9日(火)前場の東京株式市場は、引き続き四半期決算発表などをベースに選別買いが活発になり、8日に発表した資生堂<4911>(東証プライム)、神戸鋼<5406>(東証プライム)などが出来高を伴って上げ、美津濃<8022>(東証プライム)は一時ストップ高。お盆休みの旅客回復などで日本航空<9201>(東証プライム)などの空運株やJR4社も高い。日経平均はNY株の反落を受けて取引開始直後に157円24銭安(3万2220円05銭)までで下押したが、午前10時過ぎには30円56銭高(3万2407円85銭)まで上げる場面を交えて高下し、前引けは135円安にとどまった。

 雪印メグミルク<2270>(東証プライム)が10%高と目立って上げ8日発表の四半期決算など好感。AIメカテック<6227>(東証スタンダード)も急伸し6月決算と今期の大幅増益予想など好感。Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は業績予想の増額が好感され戻り高値。サンクゼール<2937>(東証グロース)、Photosynth<4379>(東証グロース)も四半期決算発表が好感され急伸。

 新規上場のJRC<6224>(東証グロース)は、取引開始後まもなく1022円(公開価格は1110円)で初値をつけ、その後1056円まで上げる場面を見せて売買され、前引けは1017円。

 東証プライム市場の出来高概算は8億612万株、売買代金は2兆304億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は667銘柄、値下がり銘柄数は1098銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、空運、その他製品、陸運、鉄鋼、医薬品、小売り、卸売り、化学、保険、建設、不動産、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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