【株式市場】ECB理事会控え日経平均は続落だが感染症関連株など売買活発

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万473円51銭(69円68銭安)、TOPIXは1669.99ポイント(4.22ポイント安)、出来高概算(東証1部)は24億689万株

チャート16 3日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜に欧州中央銀行(ECB)理事会やギリシャ首相とEU債権団との交渉が予定されるとあって様子見気分があったが、JFEホールディングス<5411>(東1)などの鉄鋼株が出遅れ感などから一段強含み、石油・資源株も堅調。日経平均は2日続落だが前場の安値2万397円73銭(145円46銭安)を割らずに底堅かった。日経JASDAQ平均は堅調だった。

 日本エアーテック<6291>(東1)がストップ高を続け、大幸薬品<4574>(東1)は後場一段高など、韓国での「中東呼吸器症候群」拡大を思惑材料に関連株の値動きが一段と活発化し、ダルトン<7432>(JQS)もストップ高。オークファン<3674>(東マ)は引き続きDeNA<2432>(東1)からの事業買収効果などが期待されて大幅高。

 東証1部の出来高概算は24億689万株(前引けは12億2236万株)、売買代金は2兆5593億円(同1兆2268億円)。1部上場1885銘柄のうち、値上がり銘柄数は802(同678)銘柄、値下がり銘柄数は951(同1021)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は15業種(前引けは11業種)となり、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、パルプ・紙、金属製品、鉄鋼、保険、卸売り、非鉄金属、ガラス・土石、などとなった。

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