ジーニーが早稲田大学・富士通研究所とWeb広告の効果最大化に関する実証実験を開始

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■短期間で定期的に広告を最適化する新しい手法を提案

ジーニー<6562>(東マ)は18日、早稲田大学山名研究室(東京都新宿区)、富士通研究所(神奈川県川崎市)と連携し、デジタル広告効果の可視化、新しい広告配信手法の検証を目的とした実証実験を3月8日から開始したと発表した。

 ジーニーはアドテクノロジー事業において、国内外ユーザー20,000社以上、国内シェアNo.1のプラットフォーム「GENIEE SSP」と、「GENIEE SSP」が保有する国内最大規模の広告在庫を活用した「GENIEE DSP」を自社で開発・運用している。

 一方、早稲田大学山名研究室と富士通研究所は、金融、デジタルマーケティング、物流など様々な分野で「デジタルアニーラ」を用いた研究を進め、得られた研究開発成果を、実社会の問題解決の促進に活用している。 2020年12月、ジーニーから個人情報を削除したログデータの提供を受けた早稲田大学山名研究室の研究成果が、世界最高峰の計算機学会であるIEEE Computer Societyが主催するIEEE BigData2020 で発表された。この論文において、DSPのデータをデジタルアニーラを利用して最適化することで、短期間で定期的に広告を最適化する新しい手法、デジタルアニーラメソッドが提案された。これを受け、2021年3月8日からジーニーはGENIEE DSPを利用した、デジタルアニーラメソッドのパフォーマンスを検証するため、オンラインでの実証実験を開始した。

【実証実験の概要】
◇開始時期:2021年3月8日
◇実証実験における連携各機関の役割
・ジーニー:広告配信プラットフォームGENIEE DSPの提供、運用
・早稲田大学 山名研究室:実施主体、イジングマシン活用拡大の手法開発、実験モデルの提案
・富士通研究所:イジングマシン「 デジタルアニーラ」の提供、モデリング、デジタルアニーラでの求解の支援
◇実験内容:イジングマシン「デジタルアニーラ」を利用したGENIEE DSPのCV率計測、推移観察

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