【株式市場】日経平均は大引けにかけて一段と上げ出来高は少な目だが5日ぶりに大幅反発

株式

◆日経平均は2万8729円88銭(324円36銭高)、TOPIXは1955.55ポイント(26.97ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で12億4341万株

 3月25日(木)後場の東京株式市場は、ダイキン<6367>(東1)、ファナック<6954>(東1)を除くと後場一段高の銘柄は少なく、日経平均は14時前まで前引け値(303円75銭高の2万8709円27銭)を下回る水準で一進一退を続けた。その後は昨24日までの4日続落で移動平均の水準まで調整が進んだことなどで先物が戻りを強め、日経平均も再び上値を追い、大引けは5日ぶりの上げ相場で終わった。

 後場は、宇徳<9358>(東1)が記念配狙いなどとされて昨日の下げから反発幅を広げ、ブルソース<2804>(東1)やテクノスマート<6246>(東2)は好業績期待などとされて一段ジリ高。アンジェス<4563>(東マ)は共同開発中の新型コロナ「治療薬」が注目され後場は気配値のままストップ高を継続。日邦産業<9913>(JQS)は新株予約権の無償割当を巡る仮処分申立の結果などが材料視されストップ高。

 25日は2銘柄が新規上場となり、ベビーカレンダー<7363>(東マ)は後場14時前に公開価格4200円の2.2倍の9400円で初値がつき、高値は1万700円、大引けは8250円。ジーネクスト<4179>(東マ)は14時10分に公開価格1230円の2.3倍の2851円で初値がつき、高値は3145円、終値は2600円。

 東証1部の出来高概算は少な目で12億4341万株(前引けは6億4012万株)、売買代金は2兆7080億円(同1兆3527億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は1925(前引けは1828)銘柄、値下がり銘柄数は228(同310)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、非鉄金属、鉱業、鉄鋼、水産/農林、石油/石炭、建設、銀行、電力/ガス、証券/商品先物、などが高い。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る