【株式市場】消費動向調査を受け大引け間際に急落するが個別物色は活発

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万96円30銭(360円89銭安)、TOPIXは1634.37ポイント(27.62ポイント安)、出来高概算(東証1部)はは23億6680万株

チャート16 9日後場の東京株式市場は、円相場が1ドル124円台前半のまま小反発が続いたことなどが手控え要因になり、日経平均は14時頃まで150円安の2万300円前後で一進一退を続け、内閣府が14時過ぎに発表した消費動向調査がトーンダウンしたと伝えられると先物主導で急落商状となり、ほぼ安値引けの360円安で終わった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも安い。

 個別物色の色彩が強まり、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>(東1)がいちよし経研の目標株価の引き上げを材料に後場一段高となり、東洋炭素<5310>(東1)は5月決算に期待とされて一段高。薬王堂<3385>(東1)は月次動向が好感されて前場から高い。DLE<3686>(東マ)は「東京ガールズコレクション」の商標権取得が好感されてストップ高となり、アルトナー<2163>(JQS)は昨日発表の第1四半期決算が好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は23億6680万株(前引けは11億1351万株)、売買代金は2兆6627億円(同1兆1872億円)。1部上場1885銘柄のうち、値上がり銘柄数は166(同405)銘柄、値下がり銘柄数は1652(同1317)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は3業種のみ(前引けは4業種のみ)となり、高い業種は、水産・農林、石油・石炭、電力・ガスだった。

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