イトーキは21年12月期1Q減収減益、通期予想据え置き

(決算速報)
 イトーキ<7972>(東1)は5月10日の取引時間終了後に21年12月期第1四半期連結業績を発表した。新型コロナウイルスの影響などで減収減益だった。通期営業・経常利益横ばい予想は据え置いた。通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は3月の年初来高値圏から反落している。目先的には第1四半期業績を嫌気する動きが優勢になりそうだが、決算発表前に調整色を強めていたため下値限定的だろう。

■21年12月期1Q減収減益、通期営業・経常利益横ばい予想据え置き

 21年12月期第1四半期連結業績は、売上高が前年同期比14.8%減の321億21百万円、営業利益が44.4%減の16億67百万円、経常利益が42.5%増の16億57百万円だった。四半期純利益は特別利益に固定資産売却益11億77百万円を計上して10.4%増の19億42百万円だった。

 ワークプレイス事業は19.5%減収で40.2%減益だった。テレワーク・在宅勤務関連のBtoC商品は好調だったが、オフィス空室率上昇に伴うオフィス関連商品の需要減退、営業活動の制限など新型コロナウイルスの影響で減収減益だった。設備機器・パブリック事業は3.9%増収だが赤字だった。物流設備は堅調だったが、前年に高水準だったデジタルサイネージ関連の設備投資減少が影響した。IT・シェアリング事業は0.7%増収で赤字縮小した。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が20年12月期比1.9%減の1140億円、営業利益が0.1%増の18億円、経常利益が1.0%増の19億円、親会社株主帰属当期純利益が特別利益計上・特別損失一巡で7億円の黒字(20年12月期は2億35百万円の赤字)としている。

 新型コロナウイルスなどで厳しい事業環境が続くことを想定して減収、利益率改善で減収影響を挽回して営業・経常利益横ばい予想としている。第1四半期は減収減益だったが、通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は下値限定的

 株価は3月の年初来高値圏から反落している。目先的には第1四半期業績を嫌気する動きが優勢になりそうだが、決算発表前に調整色を強めていたため下値限定的だろう。5月10日の終値は391円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS15円50銭で算出)は約25倍、時価総額は約179億円である。

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