京セラは重なり合った複数の商品を即座に認識できる「スマート無人レジシステム」を開発

■独自の物体認識AI技術を搭載

 京セラ<6971>(東1)は、独自の画像認識型「スマート無人レジシステム」を開発したと発表。同システムは、同社独自の物体認識AI技術を活用することで、1台のカメラで重なり合った複数の商品を即座に認識できる。また、この技術により、新規商品登録時の学習時間を従来の方法に比べ、大幅に削減することが可能となる。

■低コスト、簡単な導入が可能

 近年、日本国内では、労働人口の減少により小売店やコンビニエンスストアなどの店舗運営のさらなる効率化、省人化が課題となっている。また、昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るために、店舗内での対人接触機会の削減も求められている。

 現在、その対策として、セルフレジや無人AI決済システムの導入が進んでいるが、バーコードスキャンが必要なセルフレジでは、利用者の手間や時間がかかること、無人AI決済システムでは、店舗内に多数のカメラの設置が求められるなど、大規模な設備投資が必要となることが問題となっている。

 同システムは、重なり合った複数の商品を即座に認識することにより、利用者負担の軽減に加え、店舗運営の効率化や対人接触機会の削減にも貢献する。また、レジ台に設置する1台のカメラとPC、ディスプレイから導入できるため、低コストで簡単に利用できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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