ブルーイノベーション、富田林市で下水道点検ドローンを実証、老朽インフラ対応へ

■鮮明な映像と3Dマップで“使えるデータ”を提供

 ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は7月25日、大阪府富田林市において球体ドローン「ELIOS 3」を活用した下水道点検技術の検証を実施したと発表した。今回の取り組みは、国土交通省による老朽下水道の緊急重点調査を背景に、人力による調査が困難な管路への対応を目的としたもので、約15自治体の関係者が現地で技術の有効性を確認した。

 検証では、富田林市内の閉鎖空間にてELIOS 3を飛行させ、SLAM技術により安定飛行を実現。高輝度LEDと高解像度カメラによって、合流部の汚泥堆積状況など従来把握が難しかった箇所を鮮明に可視化した。加えて、取得した点群データを3Dマップ化し、距離測定や再解析にも対応。参加者からは高評価が寄せられた。

 同社は、今後も富田林市を含む自治体と導入支援の協議を進める方針。7月29日から開催される「下水道展’25大阪」では、検証時の映像や3Dデータ、実機をブースにて公開予定であり、導入検討を進める企業や自治体に向けた情報提供の場となる見通しである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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