【株式市場】「まん延防止」延長観測など受け日経平均は後場小動きに終始し小幅続落

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8791円53銭(21円08銭安)、TOPIXは1943.57ポイント(5.91ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億6336万株

 6月30日(水)後場の東京株式市場は、三越伊勢丹HD<3099>(東1)などの百貨店株がやや値を戻して始まったが、「まん延防止等重点措置」を東京都などで延長する方針と伝えられたことなどを受け、引き続き安いまま一進一退となり、日本製鉄<5401>(東1)などの鉄鋼株や海運株も前場に続いて軟調に推移。日経平均は30円高前後で小動きを続け、中盤に軟化したあと戻したが大引けにかけて再び軟化し小幅続落となった。一方、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は堅調で反発した。

 後場は、ウシオ電機<6925>(東1)が業績予想の増額修正などで一段ジリ高となり、ベイカレント・コンサル<6532>(東1)も7月中旬発表の第1四半期決算への期待などが言われて一段ジリ高。ギグワークス<2375>(東2)は単発短期の副業サイト好調などが言われて一段堅調。ジモティー<7082>(東マ)は東京都小金井市との提携によって自治体関連事業で先行する期待などが言われ一段ジリ高。デイトナ<7228>(JQS)は「3蜜」回避需要による業績上振れ期待などで一段ジリ高。

 30日に新規上場となったプラスアルファ・コンサルティング<4071>(東マ)は取引開始から36分を経過した午前9時36分に公開価格2300円の18%高(2720円)で初値をつけ、高値は前場の2968円。後場は売買交錯となり、大引けは2822円だった。

 東証1部の出来高概算は少な目で9億6336万株(前引けは4億3098万株)、売買代金は2兆3477億円(同1兆4553億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は786(前引けは1033)銘柄、値下がり銘柄数は1296(同1027)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、サービス、情報通信、ゴム製品、その他製品、その他金融、金属製品、保険、石油石炭、鉱業、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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