【株式市場】前場の日経平均は359円高、NY株の全面反発など好感され値頃感からの買いも入った様子

◆日経平均は3万886円51銭(359円63銭高)、TOPIXは2250.93ポイント(32.04ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億7716万株

 10月5日(木)前場の東京株式市場は、米金利の反落低下とNY株の全面反発などが好感されて主力株への買いが復活し、このところ円安でも下げてきた自動車、機械、重工株なども反発に転じた。国内金利も低下。三井不<8801>(東証プライム)やJR東海<9022>(東証プライム)、川崎汽船<9107>(東証プライム)などの反発も目立った。日経平均は206円高で始まり、次第高となって前引け間際に363円69銭高(3万890円57銭)まで上げ、6日ぶりの反発基調となった。

 みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も反発し全面高となり、国内金利が反落した割に強い。日経平均が3万円トビ台まで調整してきたことなどによる値頃感からの買いが銀行株だけでなく広範に入ったとの見方があった。マネックスグループ<8698>(東証プライム)がNTTドコモとの資本業務提携を受けてストップ高。Gunosy<6047>(東証プライム)はインド法人と同国の銀行との提携が伝えられてストップ高。日本取引所グループ<8697>(東証プライム)はここ一両日の東証出来高急増など言われて活況高。イー・ロジット<9327>(東証スタンダード)は内外装工事や太陽光発電工事、節水設備の導入などを行う社アビスジャパン社の子会社化など好感されて急伸。霞ヶ関キャピタル<3498>(東証グロース)は業績予想の増額など好感され2日連続ストップ高。上場2日目のくすりの窓口<5592>(東証グロース)は高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は7億7716万株、売買代金は1兆7641億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1666銘柄、値下がり銘柄数は149銘柄。

 東証33業種別指数は鉱業、石油石炭を除く31業種が値上がりし、証券商品先物、その他金融、空運、不動産、輸送用機器、銀行、ゴム製品、電力ガス、鉄鋼、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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