カシオ計算機がAR(拡張現実)を実現する小型プロジェクションで新たな事業を開始

■「スマートファクトリー」では沖電気、東京エレデバイスなどと協業

 カシオ計算機<6952>(東1)は8月19日午後、小型プロジェクションによる『組込領域』での事業を始動すると発表し、AR(拡張現実)を実現する組込専用プロジェクションモジュール『LH-200』を、今後の拡大が見込まれるスマートホーム/ビルディング/ファクトリーなどの分野に向けて、9月上旬より発売するとした。

 プロジェクションARは、出力された映像によって現実空間にデジタル情報を表示し、AR(拡張現実)を生み出すシステム。IoTやAI技術を活用したスマート化が進む次世代社会の表現手法として、注目を集めている。

■「スマートホーム」では空間への照明投映などでより快適な生活空間を

 例えば、スマートホーム分野では建物や照明装置などに組み込むことで、空間への照明や情報の投映により快適な生活空間を実現します。スマートビルディング分野ではライティング誘導システムなどに組み込むことで、移動ナビゲーションとして円滑な移動と案内業務の省力化を支援します。両分野ともに業界トップの企業との協業を進めている。

 さらにスマートファクトリー分野では、工場での製造工程やピッキングシステムでの投映により、ミスの軽減や作業効率の向上をサポートする。沖電気工業<6703>(東1)が進める「Manufacturing DX」では、小型で高輝度なカシオのプロジェクターが柔軟な製造環境の構築への貢献を期待されている。また、マシンビジョンシステムへの光源として組み込むことで、現場における労働力不足を解決する自動化の推進に貢献する。東京エレクトロンデバイス<2760>(東1)の3Dロボットビジョンシステム「TriMath」では、『LH-200』の小型かつ拡張機能により、「TriMath」で取り扱う多種多様な対象物へのパターン投映、運用環境の広がりにより、今後のシステム向上に期待を集めている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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