WOW WORLD、グループ会社のコネクティが新たに開発したCDPサービス「Connecty CDP」の共同販売を開始

■グループ全体でデジタルコミュニケーションをワンストップ支援

 メッセージ配信を軸としたカスタマーサクセスとマーケティングのコミュニケーション支援システム「WEBCAS(ウェブキャス)」を提供するWOW WORLD<2352、旧エイジアが21年7月1日付で商号変更>(東1)は、グループ会社で国産クラウドCMSのトップベンダーである株式会社コネクティが新たに開発したクラウドCDPサービス「Connecty CDP(コネクティ シーディーピー)」を、10日1日から共同で販売を開始した。

 【CDPとは・・・】Customer Data Platform(カスタマーデータプラットフォーム)の略で、顧客属性やWebサイトでの行動履歴、ECサイトでの購買履歴、オフラインでのPOSデータ、スマートフォンの位置情報などのデータを統合し、管理、分析するシステム。

■開発・販売の背景

 近年、コミュニケーションのデジタルシフトに伴い、Web、eコマース、アプリなど企業と顧客との接点は多様化している。また、3rd Party Cookieの規制が強化されインターネット上での顧客の行動情報の取得が難しくなる中、シームレスな顧客体験を実現するためには、様々な顧客との接点で企業が独自に取得したデータを安全に統合・管理して、コミュニケーションに活用する必要がある。

 このような背景から、企業が持つ様々なデータを統合・分析するCDPサービスが登場し、メッセージ配信やマーケティングオートメーションといったシステムに連携させ、顧客ニーズに合わせた情報提供に取り組んでいる企業が増えてきている。しかしCDPサービスは非常に高価であり、海外企業が提供するものが多く、その導入に二の足を踏む企業があることも事実である。

 同社のグループ会社であるコネクティは、これまでCMS(コンテンツ管理システム)の提供やWebマーケティング支援を通して蓄積してきたデータ活用の経験を活かし、安全で安価な国産クラウドCDPとして「Connecty CDP」を開発し、同社と共同で販売することにした。

 この「Connecty CDP」を中心としてWOW WORLDグループは、コネクティのCMSサービス「Connecty CMS on Demand(CMSoD)」と同社の国内7000社以上の実績を誇るコミュニケーション支援システム「WEBCAS」が連携し、共同での販売と顧客支援を通して、グループ全体で企業とその顧客とのデジタルコミュニケーションの課題をワンストップで解決する体制が整った。

■「Connecty CDP」とは

 「Connecty CDP」は、企業が持つ様々なデータを統合・分析し、メッセージ配信やマーケティングオートメーションといったシステムに連携させることで、顧客ニーズに合わせた情報提供を可能にするプラットフォーム。企業独自の1st Party Cookieの発行や、Webサイト上のデータ、ECサイト、アプリなどで取得する顧客データのほか、営業管理システム上のデータ、POSレジデータなどの企業内の様々なデータを統合し、顧客の総合的な分析やカルテ作成ができる。

 今後も連携可能なサービスを順次増やしていく予定で、同社が提供するWEBCASとの連携も可能となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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