【株式市場】日経平均は後場一段と下げ一時772円安、中国の電力不足と景気への影響など懸念

株式

◆日経平均は2万8771円07銭(681円59銭安)、TOPIXは1986.31ポイント(43.85ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億8443万株

 10月1日(金)後場の東京株式市場は、自動車株や機械株などに一段ジリ安の銘柄が見られ、引き続き中国の電力不足による製造業への影響や中国景気への懸念が言われ、日経平均は13時過ぎに771円93銭(2万8680円73銭)まで一段安となった。中で、三井不<8801>(東1)などの大手不動産株は前場を安値に持ち直し、資生堂<4911>(東1)は13時頃から回復傾向に転換。日経平均も大引けにかけて持ち直したが大幅に5日続落となった。

 後場は、日本製紙<3863>(東1)が次第に堅調になり高機能段ボール原紙など材料視され、グリー<3632>(東1)は自社株買いが好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。ジー・スリーHD<3647>(東2)は8月決算発表への期待や自然エネ利用拡大期待などが言われ値上がり率上位。Amazia<4424>(東マ)は業績予想の増額が好感され急伸。応用技術<4356>(JQS)は設計・施工の効率化などで建設業界のDX化銘柄とされ一段高。

 東証1部の出来高概算は13億8443万株(前引けは6億8386万株)、売買代金は3兆5443億円(同1兆7888億円)。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は173(前引けは171)銘柄、値下がり銘柄数は1981(同1958)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした指数は、前引けに続き、鉱業1業種のみにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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