【注目銘柄】ホソカワミクロンは分割落ち後安値水準から反発、業績上方修正を見直し売られ過ぎ修正

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 ホソカワミクロン<6277>(東1)は、前日6日に10月5日につけた株式分割の権利落ち安値から底上げするとともに、9月29日につけた権利落ち高値3600円を再び意識する動きを強めた。今年8月6日に目下集計中の2021年9月期の上方修正を発表し、期初の連続減益予想が増益転換することを見直し、割安株買いが再燃した。テクニカル的にも、25日移動平均線から8%超も下方かい離しており、売られ過ぎとの評価を高めている。

■2次電池向け粉体装置などの受注高、受注残高が期初予想を上回り好調

 同社は、今年5月に2021年9月期第2四半期(2020年10月~2021年3月期、2Q)累計業績を上方修正したあと、第3四半期(2020年10月~2021年6月期、3Q)決算発表時に今度は9月期通期業績を上方修正した。このうち通期業績は、売り上げを期初予想より50億円、営業利益、経常利益を各16億円、純利益を11億円引き上げ、売り上げ580億円(前期比8.4%増)、営業利益56億円(同16.9%増)、経常利益56億円(同11.8%増)、純利益38億円(同14.5%増)と増収増益転換を見込んだ。

 新型コロナウイルス感染症収束により世界的に経済活動の正常化が進むなか、受注が期初予想以上に好調に推移したことが要因となった。3Q現在の受注高は、粉体関連事業で2次電池用の電子材料向けなどを中心に前年同期比15.8%増、受注残高が同34.8%増と伸びセグメント利益が同38.0%増、プラスチック薄膜事業では米国向けパッケージ用多層フィルム装置などの寄与で同じく61.6%増、23.8%増と大幅増となり、セグメント利益が89.8%増となったことなどが要因となった。続く2022年9月期業績の動向については、11月12日予定の9月期決算発表時の業績ガイダンスを待たなければならないが、今年5月に就任した細川晃平新社長のもとで次期中期経営計画を策定中で期待を高めており、あるいは純利益は2018年9月期の過去最高(42億500万円)を更新する可能性も観測されている。

■PERも13倍と割り負け落ち高値奪回から実質の年初来高値も射程

 株価は、今年8月の通期業績の上方修正が株式分割(1株を2株に分割、基準日9月30日)を伴い歓迎する買い物で年初来高値7480円まで1060円高し7270円で株式分割の権利を落とした。落ち後は、ほぼ理論価格通りに落ち後高値3600円をつける場面もあったが、全般相場の急落とともに分割権利落ち後安値3125円まで調整した。テクニカル的にも売られ過ぎを示唆しているが、ファンダメンタルズでもPERは13倍台と割り負けている。分割権利落ち後高値奪回から次の上値フシとして株式分割勘案で実質の年初来高値7480円の分割落ち理論価格3740円も射程圏に浮上しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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