日本鋳鉄管は一時急伸、水管橋の崩落や橋管断裂を受け条件反射的な買い

■急伸後はダレ模様だがインフラ老朽化意識され大型経済対策に期待も

 日本鋳鉄管<5612>(東1)は10月8日、急伸し、取引開始後は22%高の1424円(259円高)まで上げ、今年5月10日以来、ほぼ5ヵ月ぶりに1400円台を回復している。水道基幹線の大口径管を手掛け、和歌山県で5日発生した水管橋の崩落事故に続き、7日夜の関東地方の地震で発生した千葉県市原市の水道橋管の断裂漏水事故を受け、条件反射的な買いが集中したと見られている。

 取引開始から40分を過ぎた午前9時40分過ぎには9%高の1270円(105円高)前後で推移しダレ模様。ただ、水道管をはじめとする社会インフラについては老朽化問題が取り沙汰されており、岸田新内閣が検討する大型の経済対策での取組などに期待する様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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