【注目銘柄】日本精鉱は業績再増額・再増配で割安資源株買いを期待し押し目買い一法

 日本精鉱<5729>(東2)は2月15日、6営業日続落して引けた。米長期金利上昇とウクライナ情勢の緊迫で日経平均株価が続落したことから、同社株にも目先の利益を確定する売り物が増勢となっている。ただ同社株は、今年2月4日に今2022年3月期第3四半期(2021年4月~12月期、3Q)決算とともに、今3月期通期業績の2回目の上方修正と2回目の増配を発表しており、今期純利益が4期ぶりに過去最高を更新することを手掛かりに下値で割安資源株買いが再燃する可能性もあり、押し目買い妙味を示唆している。業績再増額・再増配で同社株のPERが、東証第2部低PERランキングの第45位、年間配当利回りランキングでも51位にランクインしていることも、見直されよう。

■2倍上昇のアンチモン価格と55%上昇の国内銅建値が業績押し上げ

 同社の今3月期業績は、昨年8月に上方修正されたが、その修正値をさらに上方修正した。8月増額値より売り上げを10億円、営業利益を2億円、経常利益を2億4000万円、純利益を2億円それぞれ引き上げたもので、売り上げ168億円(前期比49.4%増)、営業利益20億円(同67.4%増)、経常利益20億円(65.1%増)、純利益14億円(同72.1%増)と大幅続伸し、純利益は2018年3月期の過去最高(9億5100万円)を更新する。アンチモン事業では、3Qに市況が前年同期比2.02倍、販売量が14.3%増と伸びて売り上げが86.6%増、セグメント利益も5億9600万円(前年同期は2000万円)と大きく伸び、金属粉末事業も、同じく国内銅建値が55.7%上昇し販売量も30.8%増となり売り上げが52.4%増、セグメント利益が66.3%増となったことが要因となった。

 配当は、昨年8月の1回目の上方修正時に年間配当を期初予想の80円(前期実績65円)から100円に引き上げたが、今年2月の業績再上方修正にさらに140円に引き上げ、増配幅を拡大させる。また株主優待制度も新設し、継続保有期間が3年未満の100株以上から300株未満を保有する株主にQUOカード1000円相当分を贈呈する。

■PER6倍、配当利回り3.9%の修正で昨年来高値奪回も通過点

 株価は、昨年8月の今期第1四半期の好決算に反応してストップ高して3490円高値をつけ、8月30日の今期業績の1回目の上方修正と増配を歓迎して再びストップ高して4005円高値まで買い進まれた。同高値後は、3440円まで調整したが、今年2月の業績再増・再増配で昨年来高値4020円まで買い直され、足元では25日移動平均線水準でスピード調整中である。PERは6.2倍、年間配当利回りは3.92%といずれも東証第2部のランキングの上位にランクインし、配当利回りは、優待制度込みならさらに4.20%に高まることになる。昨年来高値奪回を通過点に2017年11月の上場来高値4300円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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