エクセルが「村上世彰氏」の思惑で黒田電気に続きストップ高

銘柄

■半導体・電子部品商社が狙われている様子もあり警戒感を強めるところも

 エレクトロニクス商社のエクセル<7591>(東1)は後場ストップ高買い気配の1727円(300円高)で始まり、21%高で東証1部の値上がり率ランキングトップとなっている。3日に提出された大量保有報告書の中に、旧・村上ファンドの村上世彰氏が同社株を5%強保有していることを示す報告書があったと伝えられ、いわゆる「モノ言う株主」として株主還元の拡大など、どのような要求が飛び出すか憶測を呼んでいる。

 村上世彰氏を巡っては、同氏の長女がトップの投資会社C&Iホールディングスが電子部品商社の黒田電気<7517>(東1)に対して6月に株主還元の拡大や同氏ら4人の社外取締役への選任を要求し、黒田電気は7月10日付で年間配当を従来見込みの36円から94円に大幅増額することなどを発表したばかり。6月には、半導体商社の三信電気<8150>(東1)の大量保有も伝えられており、ほかの半導体・電子部品商社の中には警戒感を強めるところもあるようだ。

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