【引け後のリリース】DWセラピテクス研究所が緑内障治療剤で特許

引け後のリリース

■米、NZ、中国に続き日本でも主要な特許を確保

 創薬ベンチャーのデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWセラピテクス研究所)<4576>(JQG)は14日の大引け後、同社が創製し開発中の緑内障治療剤「H-1337」(以下、「本化合物」)に関する物質及び用途特許を日本国内で取得したと発表した。

 発表によると、本化合物は、これまでの研究開発活動により、強い眼圧下降作用を有し、新規なメカニズムに基づくと考えられている。当社は、本化合物の化合物最適化を完了しており、作用メカニズムの解明と非臨床試験に向けた準備を進めている。本件により、米国、ニュージーランド、中国に続き、日本においても本化合物の主要な特許を確保できることとなり、新たな緑内障治療剤の開発が期待される。本特許は、欧州及びアジア主要国等に対しても出願している。

 同社株は、わかもと製薬<4512>(東1)や興和(名古屋市)への技術導出などが材料視されて2014年8月に3550円まで上げたが、その後は調整基調が続き、本日の終値は807円(8円安)だった。業績動向は当面、営業・経常・純利益とも赤字継続の見込みだが、株価は15年3月頃から下げ止まり底ばいとなっているため、業績動向はすでに織り込まれていると見てよさそうだ。今後は好材料への反応が強まる可能性がある。

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