【株式市場】日経平均は一時293円高まで上げて182円高、外相級の停戦協議などに期待

東京証券取引所

◆日経平均は2万4973円73銭(182円78銭高)、TOPIXは1777.40ポイント(17.54ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億1110万株

 3月9日(水)前場の東京株式市場は、ロシアとウクライナの外相会談が10日開催と伝えられ、停戦への期待が強まり、トヨタ自<7203>(東1)やブリヂストン<5108>(東1)など、2月中旬からの下げが大きかった銘柄の反発が目立った。日本郵船<9101>(東1)などの海運株も朝安のあと切り返して高い。日経平均は85円高で始まった後ジリ高傾向となり、午前11時に293円13銭高(2万5084円08銭)まで上げ、前引けも上げ幅200円近くを保った。

 ANAホールディングス<9202>(東1)が反発し国際線の新ブランド立ち上げ、原油相場の一服期待など好感。ソケッツ<3634>(東2)は連日「クッキー」に依存しないターゲティング広告の新システムなど材料視され一時2日連続ストップ高。アプリックス<3727>(東マ)は4月から施行される白ナンバーでのアルコールチェックなどの義務化に向けた子会社の新サービスなど注目され急伸。アサカ理研<5724>(JQS)は廃パソコンなどからの貴金属再生に注目再燃し急反発。

 東証1部の出来高概算は7億1110万株、売買代金は1兆5913億円。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は1487銘柄、値下がり銘柄数は596銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種が値上がりし、空運、ゴム製品、鉱業、銀行、輸送用機器、保険、その他金融、鉄鋼、機械、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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