関東電化工業は後場持ち直す、使用済み二次電池からの希少金属回収に期待強まる

■「野心的な目標にコミット」NEDOの事業に採択と発表

 関東電化工業<4047>(東証プライム)は4月22日、朝方の977円(13円安)を下値に持ち直し、後場は13時にかけて990円(前日比変わらず)まで浮上、日経平均が500円安前後で推移する中で底堅い相場となっている。21日、「蓄電池リサイクルプロセスの開発と実証」がNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業に採択されたと発表し、注目が集まっている。

 発表によると、採択された案件は、住友金属鉱山<5713>(東証プライム)とともに提案。、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、経済産業省がNEDOに2兆円の基金を造成し、野心的な目標にコミットする企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援するという。両社の金属製錬技術とリチウム回収技術を用いて、使用済みのリチウムイオン電池等の二次電池から銅、ニッケル、コバルト、リチウムを回収し、水平リサイクルする事業の創出・拡大を目指すとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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