ラクト・ジャパンは「輸入チーズ2割高」など買い材料視され年初来の高値を更新

■12月~5月は国際市況高や円安により営業利益22%増加

 ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)は7月20日、次第に強含んで午前11時に2504円(54円高)まで上げ、小幅だが2日続けて年初来の高値を更新し、昨年11月26日以来の2500円台に進んでいる。7月13日に発表した第2四半期連結決算(2021年12月~22年5月・累計)が、前年同期比で売上高32.6%増、営業利益22.0%増となるなど好調だった上、20日は、「輸入チーズ2割高、牧草不足・飼料高で生乳減、7~12月」(日本経済新聞7月20日付朝刊)と伝えられ、値上げ期待などが加わったと見られている。

 第2四半期累計期間の大幅増収増益については、「当社グループとして販売数量が増加したほか、国際市況の上昇に伴う販売価格の上昇および円安の進行により」(決算短信)とした。一方、報道によると、日本はチーズの大半を輸入しており、「ニュージーランド産とオーストラリア産はそれぞれ輸入量の2割ずつを占める」。「2022年下期(7~12月)の価格は、上期(1~6月)に比べ2割高」く、「チーズ製品価格を押し上げる要因になる」という。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る