日華化学が一段高、アミノ酸由来人工核酸モノマーの工業生産プロセス確立、世界で初めて販売開始に注目集まる

■従来薬では治療できなかった疾患に対する革新的医薬への発展を期待

 日華化学<4463>(東証プライム・名証プレミア)は6月7日、一段高となり、8%高の926円(71円高)まで上げる場面を見せて年初来の高値を更新している。6日午後、「アミノ酸由来人工核酸モノマーの工業生産プロセス確立、核酸医薬等の試験研究用途向けに販売を開始」と発表し、注目が集まった。

 発表によると、名古屋大学によって開発されたアミノ酸由来の人工核酸モノマー(iL-aTNAシリーズ、SNAシリーズ)の工業生産プロセスを確立し、核酸医薬等の試験研究用途向けに製造、世界で初めて販売を開始した。

 このモノマーを原料とした核酸医薬は生体内での安定性と安全性が高いという医薬として顕著な特徴が明確になりつつあり、従来の医薬では治療できなかった疾患に対する革新的医薬としての発展が期待されている。今後、更に新たな機能性人工核酸モノマーの製品ラインナップ拡充と応用製品の事業化に向けた取組みを通じて、個別化医療に貢献していくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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