【株式市場】日経平均は196円安、反落だが後場は底堅く円安恩恵株など高い

◆日経平均は2万7430円30銭(196円21銭安)、TOPIXは1915.65ポイント(10.93ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億1504万株

 9月7日(水)後場の東京株式市場は、ソニーG<6758>(東証プライム)が徐々に下げ幅を縮める相場となり、東京エレク<8035>(東証プライム)は下げ止まり、日本製鉄<5401>(東証プライムは中盤から持ち直し始め、主力株に下げ一服感が見られた。1ドル144円への円安進行を受け、SUBARU<7270>(東証プライム)が一段と強含むなど円安感応度の大きい銘柄は堅調。、東京海上HD<8766>(東証プライム)は海外金利上昇など好感され一段ジリ高となった。日経平均は296円安で始まり、大引けまでなだらかに回復し、前日比では大幅反落だが持ち直し傾向となった。

 後場は、力の源ホールディングス<3561>(東証プライム)が一段と上げ、8月の既存店売上高25%増など連日好感。プレミアグループ<7199>(東証プライム)は8月31日を基準日とする株式3分割によって新たな投資家層の流入が見込めることなどで約2週間ぶりに高値を更新。新日本科学<2395>(東証プライム)はイナリサーチのグループ化効果などへの期待再燃し一段と強含み高値に接近。タカキュー<8166>(東証スタンダード)は中盤から上値を試し月次売上高の既存店15%増など好感され2日続けて長い「上ヒゲ」。ジェイフロンティア<2934>(東証グロース)はオンライン服薬指導・処方薬配送サービスの導入先拡大が好感され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億1504万株(前引けは5億6577万株)、売買代金は2兆7522億円(同1兆4089億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は432(前引けは271)銘柄、値下がり銘柄数は4369(同1517)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは4業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、不動産、小売り、輸送用機器、その他製品、その他金融、非鉄金属、空運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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