【株式市場】鉄鋼株など高いが半導体関連株は重く日経平均は朝方の55円高を保てず堅調に推移

東京証券取引所

◆日経平均は2万8984円93銭(81円25銭安)、TOPIXは1961.88ポイント(0.77ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億2833万株

 6月28日(月)前場の東京株式市場は、半導体関連株が総じて軟調に始まったまま重く、NY株がダウ大幅高、S&P500種は2日連続最高値だった割に自動車株も高安混在。日本製鉄<5401>(東1)や日本郵船<9101>(東1)は高かったが、日経平均は取引開始直後の55円10銭高(2万9121円28銭)を上値に前引けまで軟調もみ合いとなった。

 トレックス・セミコン<6616>(東1)は次世代半導体材料の酸化ガリウム関連株としての注目が再燃し反発。セントラル総開<3238>(東2)は九電工との提携が材料視され一時ストップ高。MTG<7806>(東マ)はEMS(筋電気刺激)で歩く力をトレーニングする健康機器がその道の表彰1位受賞などが材料視され一段高。フォーサイド<2330>(JQS)は角川春樹事務所の株式取得を含む提携が材料視され一時急伸。

 新規上場のコンフィデンス<7374>(東マ)は買い気配を上げ、11時過ぎ公開価格1760円の65%高の2911円で初値をつけ、その後3070円まで上げて前引けは2917円。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億2833万株、売買代金は9519億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1274銘柄、値下がり銘柄数は791銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種が値上がりし、鉄鋼、海運、小売り、証券商品先物、繊維製品、空運、保険、その他製品、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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