日野自動車が急反発、未定としてきた今3月期の業績予想を公表し「安堵感」

■売上高と営業利益のみ公表し営業利益は83%減の見込みに

 日野自動車<7205>(東証プライム)は10月28日、急反発となり、取引開始から30分を過ぎた午前9時32分には7%高の638円(43円高)まで上げ、昨年来の安値圏から大きく出直っている。27日の15時に第2四半期連結決算を発表し、これまで未定としてきた今3月期の業績予想のうち売上高と営業利益の予想を発表。営業利益は前期比83%減の見込みとしたが、「この銘柄の場合、五里霧の中だった業績予想がおぼろげにつかめただけでも安堵感がある」(株式市場関係者)ようで、買い戻しに繋がっているようだ。

 今3月期の連結売上高は同4.8%増の1兆5300億円の見込みとし、連結営業利益は前期比83%減の60億円の見込みとした。経常利益、純利益の予想は引き続き見送った。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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