セーラー2Q:ロボット事業が牽引し黒字へ転換

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■法人ギフト市場課題~中高級筆記具堅調も、文具事業苦戦続く

 セーラー万年筆<7992>(東2)今12月期上期(1~6月)連結業績は、ロボット機器事業が円安による輸出増、国内設備投資回復傾向などに支えられ主力の射出成形用取出しロボット中心に売上好調を維持したが、文具事業は、万年筆並びにボールペンの中高級品を中心に店頭販売は堅調ながら、法人ギフト市場の不振が響き、売上高は見込みを下回り、前年同期比0.5%微減の3,085百万円に止まった。

 一方、利益面ではロボット事業が中国子会社の撤退効果などで売上原価率が改善、営業利益は前年同期(21百万円)に比べ92.5%増加の41百万円となった。

 下期は引き続きロボット堅調を見込むとともに、文具事業での新商品開発に注力し売上増加を図る。なお、当期通期業績見込については、当初見込みを据え置き、売上高63億円(前期比2.1%増)で、営業利益110百万円、経常利益85百万円、当期純利益80百万円で黒字転換を見込んでいる。

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