扶桑化学は3ヵ月ぶりに3600円台を回復、円安を受け業績上振れ期待が再燃

■第2四半期は売上高40%増、営業利益49%増、円安効果も大

 扶桑化学工業<4368>(東証プライム)は11月18日、出直りを強めて始まり、取引開始後は3625円(145円高)までげ、今年8月17日以来、約3ヵ月ぶりに3600円台を回復している。第2四半期決算が連結売上高40.5%増、営業利益49.1%増などと好調だった上、円相場が1ドル140円台に戻り、再び円安模様になったことを受け、注目再燃となっている。

 第2四半期決算は10月31日に発表済みで、主力の「リンゴ酸」(ライフサイエンス事業)、「超高純度コロイダルシリカ」(電子材料および機能性化学品事業)などが好調だった上、ともに「円安による円換算後の増加効果」(決算短信寄り)もあった。第2四半期累計期間(2022年4~9月)の連結営業利益は49.1%増の95.8億円で、今3月期の見通しは従来予想を据え置いたが、営業利益171億円の予想などには上振れ期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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