【株式市場】日経平均は30円安と小幅続落だがTOPIXは続伸、四半期決算スクリーニングで個別に選抜買い

◆日経平均は2万7899円77銭(30円80銭安)、TOPIXは1967.03ポイント(0.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億2625万株

 11月18日(金)後場の東京株式市場は、しまむら<8227>(東証プライム)とニトリHD<9843>(東証プライム)が一段と強含み、鹿島建設<1812>(東証プライム)も一段高で始まり、内需株に目が移る様子となり、ファナック<6954>(東証プライム)やレーザーテック<6920>(東証プライム)は14時過ぎまで一段ジリ安となった。みずほFG<8411>(東証プライム)など前場上げた銀行、保険株もダレ模様。日経平均は32円高で始まり、13時過ぎからは軟調に転じて小動きとなり、大引けも軟調で2日続落。一方、TOPIXは2日続伸となった。

 後場は、エーザイ<4523>(東証プライム)が続伸幅を広げて高値に迫り、欧州大手のアルツハイマー病薬開発に遅れが出る可能性など連日好感。三陽商会<8011>(東証プライム)は四半期決算のスクリーニングで選抜買いとされ一段と強含み、大東建託<1878>(東証プライム)やトレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は一段高で出直り拡大。ミクニ<7247>(東証プライム)はインドでの燃料噴射システム受注など好感され後場ストップ高で推移。ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は大口受注など好感されて一段と上げストップ高。ピクスタ<3416>(東証グロース)はコンテンツの使用権を仲介販売する新サイト開設に期待強まりストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億2625万株(前引けは5億5459万株)、売買代金は2兆9865億円(同1兆4882億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は986(前引けは1218)銘柄、値下がり銘柄数は753(同516)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、医薬品、電力ガス、繊維製品、食料品、その他製品、ゴム製品、パルプ紙、輸送用機器、水産農林、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る