【株式市場】日経平均は中盤225円安まで下げたが169円安、海運、鉄鋼、保険株などは堅調

◆日経平均は2万7858円16銭(169円68銭安)、TOPIXは1981.59ポイント(11.38ポイント安)、出来高概算(東証プライム)5億4540万株

 11月30日(水)前場の東京株式市場は、米S&P500、NASDAQ指数が3日続落しダウ平均はわずか7ドル高だったことなどを受け、自動車、半導体、機械株などに安く始まる銘柄が目立った。中で、東京エレク<8035>(東証プライム)は鳥機器開始後まもなく回復に転じて一時小高くなり、自動車株もホンダ<7267>(東証プライム)などは堅調に推移。日本製鉄<5401>(東証プライム)や日本郵船<9101>(東証プライム)なども堅調に推移。日経平均は141円安で始まり、午前10時30分頃に225円13銭安(2万7802円71銭)まで下げたが、その後は徐々に下げ幅を縮めた。

 日医工<4541>(東証プライム)が連日大幅に出直り、事業再生ADRによる再建への期待を受け値幅狙いの資金流入の見方。日本電波工業<6779>(東証プライム)は証券会社による目標株価の引き上げを受け純利益などの連続最高予想に注目再燃とされ高値に向けて出直り急。K&Oエナジーグループ<1663>(東証プライム)は天然ガス市況高などに加え証券会社の「テンバガー(10倍化け)候補」銘柄のひとつとされ高値更新。新東<5380>(東証スタンダード)は株式2分割など好感され2日連続ストップ高。ビリングシステム<3623>(東証グロース)は越境ECソリューションでの提携効果への期待などで一段高。

 新規上場のウェルプレイド・ライゼスト<9565>(東証グロース)は前場、買い気配のまま初値がつかず、前引けは1996円(公開価格1170円の71%高)で買い気配となっている。

 東証プライム市場の出来高概算は5億4540万株、売買代金は1兆3804億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は551銘柄、値下がり銘柄数は1190銘柄。

 また、東証33業種別指数は7業種が値上がりし、海運、鉄鋼、保険、繊維製品、医薬品、石油石炭、ガラス土石、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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