【株式市場】日経平均は29円安となり小反落、後場は底堅くTOPIXは2日続伸

◆日経平均は2万7423円96銭(29円52銭安)、TOPIXは1992.78ポイント(4.38ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億8859万株

 2月27日(月)後場の東京株式市場は、引き続きPBR(株価純資産倍率)1倍未満銘柄への物色が旺盛で、王子HD<3861>(東証プライム)や三菱製鋼<5632>(東証プライム)、日本コンクリート<5269>(東証プライム)などが一段ジリ高。日本製鉄<5401>(東証プライム)は前場高値を更新した後も高値圏で値を保ち、鹿島建設<1812>(東証プライム)など建設株の低PBR銘柄も高い。日経平均は43円安で始まり、14時過ぎまで2万7400円(53円安)を挟んで小動きを続け、大引けは下げ幅を縮め小反落にとどまった。TOPIXは小高く2日続伸となった。

 後場は、ANAホールディングス<9202>(東証プライム)が期間限定で最大9割引になる平日片道7000円セールを展開と伝えられ14時過ぎから堅調転換し日本航空<9201>(東証プライム)も同様のセールと伝えられ堅調転換。オルトプラス<3672>(東証スタンダード)は人狼ゲームプロジェクト参画の発表が材料視され前場ストップ高で値がついたまま大引けまで買い気配。スターティアホールディングス<3393>(東証プライム)は中期計画に盛り込んだ配当性向拡大の前倒しなど好感され連日活況高。ジーニー<6562>(東証グロース)は米社買収の発表を受け13時過ぎから一時売買停止を交えて急伸。Delta-Fly Pharma<4598>(東証グロース)は再び出直りを強めて11か月ぶりに1400円台を回復し米国で第3相臨床試験中の「DFP-10917」(対象疾病:難治性・再発急性骨髄性白血病)への期待再燃の見方。

 東証プライム市場の出来高概算は9億8859万株(前引けは5億492万株)、売買代金は2兆2987億円(同1兆1784億円)。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1211(前引けは1072)銘柄、値下がり銘柄数は555(同688)銘柄。

 東証33業種別指数は27業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、証券商品先物、建設、その他金融、パルプ紙、水産農林、ガラス土石、金属製品、銀行、海運、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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