【株式市場】日経平均は514円高、米欧の金融危機後退、NYダウ大幅続伸など好感

◆日経平均は2万7459円77銭(514円10銭高)、TOPIXは1964.37ポイント(35.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億4500万株

 3月22日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの2日連続大幅高、米欧で発生した金融危機の後退による円安などを受け、銀行・保険株が軒なみ値を戻したほか、半導体関連株や電子部品、自動車、鉄鋼、商社株などが幅広く値上がりし、東証1部1836銘柄のうち1701銘柄が上げた。日経平均は352円高で始まった後一段と上げ、高下しながら午前11時にかけて532円80銭高(2万7478円47銭)まで上げ、前引けも上げ幅500円台を保った。

 アシックス<7936>(東証プライム)などが上げ、午前開催のWBC(ワールドベースボールクラシック)決勝「侍ジャパン対米国代表」での日本代表リードなど材料視。エムアップホールディングス<3661>(東証プライム)が出直りを強め安値圏のため3月期末配当を意識した買いが入りやすいとの見方。マネックスグループ<8698>(東証プライム)は米欧の金融不安の後退や子会社の新トークン商品の好調などで出直り拡大。桂川電機<6416>(東証スタンダード)は引き続き新横浜線・東急・相鉄の相互乗り入れにより「本社日本庭園」の地価に期待とされ2日連続ストップ高。

 新規上場のSHINKO<7120>(東証スタンダード)は取引開始後ほどなく2250円(公開価格2200円の50円高)で初値をつけ、その後2280円まで上げる場面を見せ、前引けは2140円。

 東証プライム市場の出来高概算は6億4500万株、売買代金は1兆4925億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1701銘柄、値下がり銘柄数は103銘柄。

 東証33業種別指数は空運を除く32業種が値上がりし、証券商品先物、鉱業、その他金融、海運、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  2. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  3. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  4. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  5. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  6. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る