マーチャント・バンカーズ、米ロッキードやボーイング、FBIなどから信頼を得ている台湾のセキュリティチップ企業に出資

マーチャント・バンカーズ

■高度な情報セキュリティICチップのEnova Technology社

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は3月27日午後、台湾で、政府や軍事、航空宇宙、金融など、高度な情報セキュリティニーズを持つ顧客をターゲットに、セキュリティチップを開発、製造するEnova Technology Corporation(伊諾瓦科技股份有限公司、台湾新竹市、以下、Enova Technology社)への資本参加を決定と発表した。

 発表によると、Enova Technology社は、台湾と米国に研究開発拠点を持ち、20年以上にわたり、ロッキード・マーチン、ボーイング、ノースロップグラマン、東芝、オーストラリア国防総省、カナダ歳入庁、FBIなどの多くの著名な顧客から信頼と長期協力を得ている。

 暗号化ハードウェアの有効性を検証するためのベンチマークとして、世界中の政府および非政府機関において広く採用されるFIPS(米国連邦情報処理規格)140-2で、世界初のLevel3認証のリアルタイムチップを開発している。

 Enova Technology社の概要は以下のとおりで、マーチャント・バンカーズは既存株主からの譲渡によりEnova Technology社株式50,000株を取得する。日本における大企業に対してセキュリティーへの営業を仕掛け、Enova Technology社へ依頼する。

<Enova Technology社の概要>

名称:Enova Technology Corporation(伊諾瓦科技股份有限公司)
所在地:台湾・新竹科學園區新竹市、研發二路11號1樓
代表者の役職・氏名:萬述寧董事長
事業内容:高度な情報セキュリティニーズに対応したICチップの開発・製造
資本金:186百万台湾ドル(801百万円、1台湾ドル=4.3円で計算)
設立:2000年4月25日
大株主及び持株比率:萬述寧氏21.9%、陳春定氏7.0%
(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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