28日上場のモンスターラボHDは公開価格720円の46%高で初値つけ、一段上値を指向

株式市場 IPO 鐘

■「デジタルコンサルティング事業」など世界20カ国・地域で展開

 3月28日新規上場となったモンスターラボホールディングス(モンスターラボHD)<5255>(東証グロース)は、買い気配を上げて始まり、取引開始から1時間半に迫る午前10時26分に1050円(公開価格720円の46%高)で売買が成立し初値をつけた。その後1055円と上値を追っている。

 主に大企業や自治体に対して、事業課題や新規事業のニーズに合わせてデジタルトランスフォーメーションを支援する「デジタルコンサルティング事業」などを提供し、「プロダクト事業」として複数のSaaS型サービスを提供している。世界20カ国・地域にて事業を展開し、同社と国内子会社5社、海外子会社23社で構成されている。設立は2006年2月。

 業績見通し(2023年12月期・連結、会社発表)は、売上収益が174.41億円(前期比22.2%増)、営業利益が14.68億円(前期は3.9億円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は8.83億円(同6.7億円の損失)。

 この予想の前提として、本開示日現在、M&A案件に関して、複数のパイプラインを有しているものの、予算に反映できる程度に蓋然性が高まっている案件がないことから、M&Aによる影響を予算には織り込んでおらず、既存事業の成長のみとしている。予算為替は1米ドル131円/米ドルとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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