三陽商会は3日続伸基調で始まり高値に迫る、前期黒字化、今期への期待続く

■上場維持基準への完全適合なども好感される

 三陽商会<8011>(東証プライム)は4月19日、3日続伸基調で始まり、取引開始後は4%高の1620円(69円高)まで上げ、年初来の高値1686円(2023年3月9日)に向けて出直りを続けている。14日に発表した2月決算(23年2月期・連結)が各利益とも黒字化し、同時に「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載解消、プライム市場の上場維持基準への完全適合も発表し、好感買いが優勢となっている。

 今期・24年2月期の連結業績予想は、売上高を2.1%増、営業利益を7.3%増とするなどで、微増にとどまる印象となった。だが、再生プランに基づく事業構造改革が寄与し始めたとの見方があり、これが本格化する場合には予想を上回る可能性が出てくるようだ。上場維持基準については、移行基準日(21年6月30日)時点で「流通株式時価総額」が基準を充たしていなかったが、23年2月28日時点では満たし、すべてに適合したと発表した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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