ヘッドウォータースはストップ高買い気配、生成AI関連受注好調で第3四半期の利益3倍から4倍に

■生成AIに対するGPTサービスラインナップ拡充の成果が発現

 ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は11月15日、気配値のまま急伸し、取引開始後にストップ高買い気配(1000円高の7850円、15%高)に達したまま午前11時を過ぎても買い気配で推移している。14日の16時に発表した第3四半期連結決算(2023年1~9月・累計)の営業利益が前年同期の3.4倍となるなど、各利益とも3倍から4倍に大幅拡大し、注目集中となっている。12月通期の予想は売上高を増額修正した。

 1~9月は、AIインテグレーションサービス事業で第2四半期から生成AIに対するGPTサービスラインナップを徐々に拡充してきたことで、生成AI案件の受注が増加しており、建設業界、リテール業界に加えて製造業界や医療業界など幅広い業界から受注を獲得した。DX(デジタルトランスフォーメーション)サービスは1案件あたりの売上規模が大きくなっており、3期連続で過去最高の売上高を記録した。今12月期の連結業績予想は、「生成AIによる新規受注が当初計画に含まれていないとして、利上げ高を2月に開示した従来予想に対し10%上回る見込みに見直した。各利益については、来期以降の成長に向けた採用や人材教育、生産部サポート部門の強化に投資することとし、当初の業績予想を据え置くこととした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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